路線価は税務署によって路線につけられた価格の事を指します。

固定資産税評価額と路線価の違い

不動産の価格は決して一律に決まっているわけではありません。
算定方法などの違いによって、様々な価格に分かれているのです。
例えば、固定資産税評価額と路線価という二つの価格があります。
この二つの価格は一体どのように違うのか、この点について以下で取り上げていきたいと思います。

 

固定資産税評価額とは

不動産を所有していると、固定資産税の支払いを毎年行わなければなりません。
固定資産税評価額は、この固定資産税の税額を計算するための基準として市区町村によって算出されている数字です。

評価額は3年おきに改定される

また、固定資産税評価額は不動産の市場価格を評価する際にも一つの指標として用いられています。
評価額については、3年毎に改定が行われます。
何故3年かと言えば、それは毎年評価額を見直していると手間がかかりすぎてしまうからです。
直近で言えば本年(2018年)に改定が行われますので、次回は2021年ということになります。
ただし、この3年というタイムスパンはあくまでも原則的に設けられているものであって、
不動産価格の急激な変動が起こった場合には3年を待たずに評価額が改定されることもあります。
さてそんな固定資産税評価額ですが、その数字は土地の場合と建物の場合とでそれぞれに異なっています。
以下でそれぞれの違いについて説明します。

 

土地の場合

 

土地の固定資産税評価額は、時価の70%程度になるように計算されるのが基本となっています。
これは、時価を基準にして固定資産税を算出すると、納税者の負担があまりにも大きくなるためです。

 

建物の場合

土地の場合と同様に、建物の固定資産税評価額についても時価(建物価格)の70%程度になるように計算されます。
しかし、計算の方法は同じでも建物と土地では価格に違いがあるため、当然ながら固定資産税評価額にも違いが生まれることになります。

 

路線価とは

路線価は路線に対して付けられた価格

路線価とは、簡単に言ってしまえば税務署用の土地の価格です。
皆さんもご存知のように、土地というのは時価で計算するのが原則です。
しかし、全ての土地の時価を計算することは困難であり、また非常に大きなコストがかかってしまいます。
そこで、個別の土地ではなく路線(道路)に対して付けられた価格、それが路線価です。
路線価は、不動産の査定を行ったり、相続税・贈与税等にかかる税金を計算したりする際に、その税額を決めるための計算の基準になる数字です。
路線価には相続税用と固定資産税用という2つの種類がありますが、路線価と一般的に呼ばれているのは前者の相続税用のものです。

 

路線価は7月1日に発表される

路線価は固定資産税評価額とは違って毎年その数字が改定されています。
毎年1月1日時点で日本中の道路の評価が行われ、その年の7月1日に発表が行われます。
何故7月1日に発表されるかと言えば、相続税の申告期限が10月までであるため、7月に発表しなければ相続税の計算が間に合わないからです。

 

路線価の確認方法

路線価の確認方法はとても簡単です。
各地方の税務署に行けば、無料で管轄地域内の路線価を確認することができます。
また税務署以外でも、相続を専門にしている会計事務所でも路線価を確認することができます。